渡辺浩二設計室 のブログ

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いくらか雲は浮かぶけれど、境港はきもちのよい秋晴れの空です。
けれど台風の影響なのか、明日の午後からは雨模様の予報です。


「ねえワタナベ君、竜巻に強い家ってどんな家?」

先日、友人にたずねられました。

この前のワイドショーのなか、竜巻の話題に併せて

「これからの家には竜巻に対する備えも必要ですね」
とのコメントが添えられていたらしく、それを受けての問いでした。

恥ずかしながら竜巻について、私の認識はこれまでのニュースで見た程度だったので、これを機に、どのような備えが必要なんだろうとまずは調べてみたのですが、その勢力、破壊力は想像を遥かに超えるのものでした。

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具体的には、

先月の埼玉越谷の被害状況から推定される竜巻の最大風速は50m/秒~69m/秒、
これまでの国内最大級といわれた、昨年のつくば市では70m/秒~92m/秒でした。

対して建築基準法で想定している台風などの最大風速は、厳密には値の計測平均が異なるので、
単純な比較はできないのですが、地域により30m/秒~46m/秒の範囲です。

当初は何か効果的な補強や改修方法があるのではと思っていたのですが、この勢力の大きさです。調べるほどにわかったのですが、現実的に竜巻による被害を完全にシャットアウトできる構造物は、今のところどうやら地下室やシェルター(市販されてはいますが)くらいしか存在しません。 

鉄筋コンクリート造ならば、鉄骨造や木造のように建物が吹き飛ばされる心配はなく 「より安全」 ではあるものの、割れて筒抜けのガラス窓からの飛来物など、充分すぎるくらいの注意が必要のようです。


調べながら、現在もっとも効果的な竜巻に対する備えとは何かと考えたのですが、それは、

・避難場所をあらかじめ決めておくことや、
・身を守るための行動を整理しておくことなど、

どちらかといえばハード面よりもソフト面に関する備えなのではないか、と思い至っています。

気象庁発行のリーフレット「竜巻から身を守る~竜巻注意情報~」 (Click!) には、屋外、屋内での竜巻からの身の守りかたについて、具体的に記されています。ぜひ、ご一読をお薦めします。


余談ですが、万一避難のタイミングが遅れたときの緊急避難用ピットを家のなかに設ける方法は、実際の避難を想像したとき、相応に有効なのではないかと考えています。実施には多方面の検討が必要でしょうが、2~3アイディアもあるので、これを機に継続して取り組んでみようと思っています。
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なんだか不安を煽るばかりになったかもしれずで、申し訳ありません。
実際に竜巻にピンポイントで遭遇することは、確率としてはかなり低い部類に入るようです。

ですが、国土技術政策総合研究所による、つくば市での竜巻被害の報告書 (Click!) を読むと、
せめてもしものときにどう行動すべきかくらいは考えておかねばと素直に思いました。

さしあたって私は、自宅にいるときの緊急避難場所を決めました。