渡辺浩二設計室 のブログ

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「ラケット」 とひと括りに言っても、それが卓球のものなのか、バドミントンなのかテニスなのかで、それに合った振り方や力の入れ具合が異なるように、地震の揺れが建物におよぼす影響も、そのエネルギーの大きさと揺れの種類(周期)によって異なると言われています。 建築住宅ジャーナリストの細野透さんによる記事、「キラーパルスの不思議な『ひとり舞台』」(日経BP、2011年) (Click!) には、そのメカニズムの詳細と変遷がまとめられています。


(大胆に)要約すると、


・地震波には、一般的な建物(固有周期0.3秒前後)におおきな影響をおよぼす特定の周期があり
・具体的には、1.0から2.0秒のそれが「キラーパルス」であることが判ってきている


とのことで、


恥ずかしながら、連休中にこの記事を読むまで 「単純共振説」 で理解が留まっていた身には、これまでに過去の地震データに接した際のもやもやが、そういうことだったのかと一気に晴れる内容(関心をお持ちの方は、ぜひご一読ください)だったのですが、この研究成果も将来、観測精度や計算速度の向上により、よりよいものに書き換えられるであろうことも同時に実感しました。


もちろん、これとは別個の話として、現在の、実際の家づくりにおいては、基本である建築基準法(これも究極には「途上」ですが、2000年の法改正からこれまでの地震災害を通して、その安全性への検証が繰り返されています)をしっかりと押さえ、安全側に沿った謙虚な姿勢で臨んだものであれば大丈夫、心配ありません。


2000年(あるいは、いわゆる新耐震基準の1981年)以前に建てられた住宅(建物)については、念のために一度、耐震診断を受けておかれることをお勧めします(各市町村による助成制度も整っています)。

(参考)
鳥取県震災に強いまちづくり推進事業 (Click!) 
米子市震災に強いまちづくり推進事業 (Click!)