渡辺浩二設計室 のブログ

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美しい庭 (Click!) で上昇したテンションのまま、チューリップが見頃だなあと(安来市?)伯太町まで脚を延ばしました。


お花見スポットの町役場前に着くと「伯太チューリップ祭」は既に前の週に催されたようで人はまばらです。花は出荷の準備なのか、ところどころ摘まれていました。「見渡す限り一面のチューリップ」ではありませんでしたが、整然と咲く花はきれいで、畝のあいだを歩いたり、幹線道路まで進んで、離れた位置から眺めたりの、きもちのよい時間でした。チューリップ、子供のころに球根から水栽培で咲かせた花は、赤や黄色だったように憶えているのですが、畑に咲く花は品種改良の成果なのか、紫やピンクなど色とりどりに鮮やかでした。


品種改良、と書くと、「ああヒンシュをカイリョウしたんだ」と、なんだかアタマの表面でわかったような気分にもなってしまうのですが、でも実際にはどんなことをするんだろうと調べてみたら、基本的には自然発生したもの同士の交配を繰り返しながらその特徴を強めてゆくとのことで、発生することに関して人間の意図は入り込めないのだそうです。きれいだなと眺めた花弁は、その色がどんなに鮮やかで希少なものであっても、それが造花であれば違った感覚になるであろう理由は、もしかしたらそんなところにあるのかもと考えたりです。


明日からゴールデンウィーク後半戦ですね。


弊社は、ところどころ休んだり仕事したりの例年通りとなりそうですが、天候もよいようですから、時間をつくってお日様の下、外に出掛けようと思います。


まずは庭の草刈りからですが・・・

境港はこのところ、日中は暑いくらいのよい天気です。


けれど朝夕は涼しい、というか朝方はむしろ寒いくらいで、と書きながらそれは案外気のせいで、毎年同じことを言ってんじゃないのかと我が身への疑いがよぎり、すぐさま気象庁 (Click!) の門を叩いたのですが、調べてみると今年の朝夕の気温は、やはり目立って低いようです。とはいえ今が、暖房も冷房も使わない、過ごしやすい季節であることには違いありません。


冬や夏に身体に負荷のかからない、暖房や冷房の負荷にできるだけ頼らない室内とするために、単純で自然な熱(空気)の流れになるような設計をこころがけているつもりですが、いろいろと経験してわかったのは、室内に空気が流れる道をつくることと併せて(というかむしろそれ以上に)、流れを妨げる要素を見つけ出し解消するための検討を繰り返すことが重要である、ということでした。


視界・景観を併せた敷地の周辺環境に応じて、開くところ閉じるところを見極めながらつくりあげてゆく室内環境は、いわゆる「スペック」において語られる性能値が一定のレベルに達した昨今の家づくりにおいて、その家のここちよさの指標として取り上げられるようになっています。力任せではない家に快適に長く住んでもらうことは、そのこと自体が最も合理的で効率のよいコストダウンなのだとも思います。


先日ホームセンターに立ち寄ったら、簾(すだれ)の特設コーナーができていました。高度の低い朝日と夕日を遮るその原理は外付ブラインドと同じで、日差しからの熱の8割を防ぎます。実のところ数値でいえば、Loe-Eガラスよりも高性能(併用すればさらに強力です)だったりします。

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よい天気が続いていた昨日の夕方、屋根に「がこんがこん」と何やら異物が当たる音がきこえて何だろうと窓をあけたら、空から降ってきたのは大粒の雹(ひょう)というか、ほとんど小粒の氷でした。しばらくしたら止んだのですが、これは長期予報で囁かれるような、冷夏の前兆なのでしょうか。


できるならば簾を吊ってヨシズを立てて、通り抜ける風を感じながら、家のなかでゆったりすごしたり午睡したりの、例年並みの夏の暑さを待ちたいです(ビールも美味しいし)。
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林業を舞台にした映画「ウッジョブ!」 (Click!) 、境港近郊では、MOVIX日吉津にて現在上映中のようです(矢口史靖監督作品で原作は三浦しをんさん。三浦さん、箱根駅伝、辞書つくり、文楽そして林業と、その作品の「守備範囲」が広いですねえ)。


恥ずかしながら我が身を振り返って、普段は製材された乾燥材を現場やプレカット工場で目にするくらいで、原木の転がる、木材市場へ脚を運んだことも僅かです。流通経路や含水率や許容応力度やヤング係数など、実務についてのひととおりは知っているつもりですが、同時に、専門用語や数値(もちろん、それぞれにとても重要で大切です)だけでは測れない、「現実の木材」をかたちづくるひとつひとつについて、まだまだ学ぶべき事柄は多いとも感じています。


よい機会なので映画館に脚を運んで、スクリーンに映る山や森、機械や人々を通して矢口監督(と、三浦さん)が伝える林業を、そして木材についてあらためて感じ、考えてきます。


終演になるまでに忘れずに、早めに行ってきます・・・
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インタビュアー木村俊介さんによる、聞き書きのインタビュー集です。おもに50代から60代の現役料理人さんの体験談が集められています。


大袈裟な強調も目を引くレトリックもなく、そして書かれているのは料理に関することのみです。なのですが、いったんページを開くと、ひきこまれてなかなか離れることができませんでした。綴られている言葉が、日本を世界に冠たる美食の国にした方々の、苦闘から身を搾るように出されたものであることが(門外漢の私にも)ひしひしと伝ってきて、「おもしろかったです」では言い足りない読後感でした。活字を通した出会いであっても、それは大切なご縁なのですね・・・

情報化社会と呼ばれるようになって、個人的には便利になったことのほうが多いなあと感じています。あらゆる情報が内向きに閉じるよりも外へ開かれてゆく大きな流れのなかで、調べものには本当に便利な世の中になりました。けれど絶対的な情報量が増えたぶん、その読み方は更に大切になったのかもしれません。


業界紙のウェブ版で知ったのですが、地盤調査会社の地盤ネット株式会社さん (Click!) が、過去の地盤調査データをネット上に公開されました。ホームページの、「地盤安心マップ」のアイコンをクリックすると、全国の地盤調査の判定結果がプロットされた地図を閲覧することができます。範囲を指定すると、1キロ、3キロ、5キロの同心円内での実績値が自動計算される、なかなかのすぐれものです。 (Click!) 


地盤改良工事が必要な場合、木造住宅でおよそ50~150万円ほどの工事費が必要となりますから、計画初期の段階でもおおよその目安は必要で、これまでは調査会社へのヒアリングや経験、地域や地形をもとに見通しをつけていたのですが、このように判断材料が増え、土日でもアクセス可能なものは、大変ありがたいです(最終的な判定は現地調査の結果に依ります)。


これから設計にかかる案件の地盤はどうなのだろうと、(土曜日の夕方の)今、閲覧してみたのですが、データから見ると、あまり神経質にならなくとも大丈夫なようです。が、これはあくまでも目安、次の打ち合わせにお邪魔する際には、現地とその周辺をよくよく調査・観察することにします。