渡辺浩二設計室 のブログ

〒684-0033 鳥取県境港市上道町3256上道ビル6号 TEL/FAX : 0859-42-5357
Text Size : A A A
Img_e473959c3c9957449e911c8e60e28c4c
映画「WOODJOB(ウッジョブ)!神去なあなあ日常」 (Click!) を観ました。


封切りから一月近く過ぎてしかも平日の昼間、これはひょっとしたら貸切状態かなと向かった
MOVIX日吉津 (Click!) でしたが、座席の半数が埋まっていました。


染谷将太さん演じる勇気くんが「緑の研修生」として神去(かむさり)村、中村林業で過ごす一年を通して・・・と、私などが拙い紹介を書けば書くほど営業妨害になりそうなので控えますが、いやあ面白かった、スカッとしました。なんというか、爽快な生々しさに満ち溢れていました。


そして、生々しさとスケールの大きさが今になって「じわじわ」きています。
身体の奥が元気を取り戻しているようでもあります。


来週からはレイトショウも追加されるようです。うーん、もう一回いくか?
Img_30fa0023f98cea22bafc1f9bf6243e0e

唐突ですが、建物の耐久性は床下空間の寸法に比例する、と私は考えています。


定期的な点検に支障がでないこと、より砕けて言えば、潜るのに「億劫でない」設計としておくことは、点検作業の質を左右する問題だからです。これは現場監督(工務担当者)時代にいろいろな床下に潜って得た実感なのですが、当時はまだベタ基礎がそれほど普及していなくて、湿気を帯びている場合にはシートを敷いてからの潜入でした。


可能なことについては実体験するに限るというのは建築設計だけの話ではないのでしょうが、設計者が実際に床下に潜って自身の目と身体で確かめることは、私のなかでは「アリ」な行為です。


というわけで、今回は床下空間(の一部ですが・・)には何があるのか、以下、実際に潜った写真をご覧いただきながらのご紹介です。


Img_276a55f38f83b5e409ebe6f6907e10ee

写真、なんだか海底にひそむ深海の生きものみたいですが、給湯器からのお湯を各所に配るための分岐の部材です。接合部はこの部分と各所蛇口との接続部だけなので、漏水に対する信頼性が高く、メンテナンス性にもすぐれています。


余談ですが、ヘッドランプ(カンテラ)を頭につけて潜ると、目の前は明るく両手は自由に動き、とても便利です。

Img_3a522e0eee4dc1452446c6de3bf7793e

分岐部材から各所へ流れてゆく給水管たちです。


なんだか放流されて大海をめざして泳ぐ、稚魚の流れに見えなくもない(いや、巨大蛸の脚か?)ですが、実際の行き先は浴室や洗面所、キッチンなどの蛇口で、赤はお湯、青には水が流れています。


直接日光は射し込まない床下空間ですが、土台(ヒノキ)もいい色になっています。

Img_70b92e83b095717c0fa6684df34d1048

映画「ウッジョブ!」(矢口史靖監督)の原作本「神去なあなあ日常」(三浦しをん 徳間書店)の続編です。映画がおもしろくて原作を手に取り、原作にもハマって続編に手が伸びてと、ここのところ神去村通いが続いています。


あらかじめ続編を前提としていたのかと思わせるようなエピソードも盛り込まれていたりで、勇気くんは少し大人になり、ヨキと誠一さんは更にカッコよくて愛おしいです。


Img_68c330018dba8cd822eeb61e81104327

弊社ホームページ「家づくりの流れ」 (Click!) でもご紹介していますが、配置、平面、立面の打ち合わせの後、基本設計の最後の工程として模型での検討をおこなっています。


敷地と建物のバランス、外観のボリュームや室内への光の入りかたなど、初期段階で漏れなくチェックするためには一見回り道のようですが、模型をつくっての検討がどうやら最も効率が良いようで、なぜだろうと時折考えるのですが、おそらく模型ならば、見ることで「そのかたちが判る」のに加えて「そのかたちでよいのかを感じる」ことができるからではないかと思っています。

Img_2152530dcc36f5765775d6388163466b

アプローチ付近の高窓の気配を消すために、軒の出を当初より深く取りました。結果的に玄関ポーチに奥行きを得て深みが増したなかで、よりシンプルな建物正面になりました。

Img_283c0ed664ab9bb51aef4aefd5eb33cd

庭に面する開口は可能な限り高く大きく取って、冬期の太陽光を室内奥まで届かせます。ウッドデッキは室内外を繋ぐ緩衝地帯の役目を果たします。


米子市内の計画です。