渡辺浩二設計室 のブログ

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前回 (Click!) の続きです。


組みあがった型枠にコンクリートを流し込みます。生コン車(写真手前)が工場から運んできたコンクリートを、いったんポンプ車(写真奥)に移して圧送します。

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写真奥より、


・ポンプのノズルを操作して、所定の位置に所定量の生コンを流し込む人、
・流し込んだ生コンが型枠全体に均一にゆきわたるように、振動棒で攪拌する人、
・型枠のはらみをチェックしながら、生コンを一定高さに均す人、


の、3人が連動して、型枠内のコンクリートは満たされてゆきます。充填完了したのち、いったんこの状態で「寝かせ」て、コンクリートの強度が所定値(50N/mm2)に達するのを待ちます。


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寝かせ終わったら(今の気温だと中3日)、型枠を外して外周部に土を入れて整地をします。もともとの地盤高さが道路よりも低く、強い雨降りのときには敷地内に雨水が流れ込んでくるほどだったようで、今回、地盤高を従来よりも約40センチ高い設計にしています。


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土入れ、整地を終えて基礎工事の完了です。この上に土台、柱梁などの構造体を組み上げてゆきます。



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職業柄、いろいろな建築物を目にする機会は多いのですが、これまで訪れたなかでもう一度行ってみたいところを挙げよと言われたら、上の写真の本「コルビジェさんのつくりたかった美術館」のモデルである国立西洋美術館には、真っ先に再訪したいです。


とはいえ東京までフラッと出掛ける事もできず(^^)、秋の夜長、本を開いて記憶を辿り(展示物は「考える人」しか思い出せないですが・・・)、想像の翼を拡げることにします。

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東福原の家、基礎工事 (Click!) に続いて、土台敷きの様子です。


「○○の土台」
と、書いて連想される土台のイメージと言えば、目に見える華やかな部分を支える縁の下の力持ち的なもの、ではないでしょうか。同じように「木造建築物の土台」も、


・鉄筋コンクリート造の基礎と木造軸組とをしっかり繋いで、
・1階床の水平面を確定させる、


目立たないけれど大切な構造部材です。大工さんたちを遠目から眺めて、うっかりするとなんだか材木を横に並べているだけのように見えなくもないのですが、実際には、手作業でしかできない微調整を繰り返しながら、設計値と設計寸法を現場で作り出しておられます。目立たないけれど大切な工程です。

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土台は木構造部材のなかでは最も地盤面近くに据えるために、湿気の影響を考慮した樹種選定が必須ですが、弊社ではヒノキ(またはヒバ)をお勧めしています。今回の土台もヒノキを用いていますが、穴あけ作業で土台にドリルを通すと、一帯にヒノキの爽やかな香りがひろがります(^^)

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土台は、基礎に埋め込んだアンカーボルトにあわせて穴あけして、所定の位置にナットで締め付け固定して据付けます。土台の下、基礎梁(立ち上がり部分)側面に見える水色は断熱材で、床下が室内と同じ環境となる設計です。ここは漬物やサツマイモ、ワインなどの収蔵庫として活用できたり、冬場、床からの底冷えを防ぐ空気層にもなります。

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基準の水糸を睨みながら床高を調整して、水平面を確定させます。

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この上に柱梁を組み上げます。平面が立体になるまで、あと一工程です。




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メガソーラー発電所の見学会にいってきました。
地図を頼りに米子から車で30分、西伯郡伯耆町、大山の麓に発電所はありました。

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「㈱ミヨシ産業伯耆町メガソーラー発電所」の開所1周年記念のイベントとして、25、26日の二日間の開催です。施設内を見学できる機会もそうないだろうと、本日(25日)お邪魔してきました。

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ミヨシ産業環境事業部のMさん、電池パネルメーカーの担当者さんの説明をうけながら施設内を見てまわったのですが、とにかく行けども行けどもソーラーパネルが並んでいました。24000平米の敷地に5000枚のソーラーパネルが設置されているとのことで、年間の総発電量はおよそ100万キロワット、これは一般家庭約300世帯分に相当するのだそうです。


太陽光発電の専門家お二人にお話を聞けるせっかくの機会だったので、太陽光発電について、これまであやふやだった事柄について、いろいろと質問させてもらいました。そのなかで最近のニュースでもよく取り上げられていた接続保留、認定を得て申し込みをしたのに「待った」をされている問題についても聞いてみたのですが、


これは、

・電気の安定供給を脅かす可能性が出てきた(と保留側が判断した)ための措置で、
・あくまでもまだ「保留」の状態にある。以降の動きについてはまだなんとも不透明で、
・一般的な住宅向けの太陽光発電(10kW未満)についてはこれらの対象ではない。


といったことなのだそうです。
(恥ずかしながらようやく理解できた次第です)

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通路部分には雑草防止の木チップが敷き詰められていました。全国的には敷地内にヤギを飼っている事例など、さまざまな取り組みが試されているようですが、雑草対策は日常のメンテナンスのなかでもかなり重要な位置を占めているのだそうです。

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ぱっと見太陽光発電パネルから直接充電している電気自動車の一群に見えなくもないのですが、実際は、来客用駐車スペースを確保するために退避した、スタッフさんたちの車でした。

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鉄筋コンクリートの基礎の上に土台を組む (Click!) と、そこから上、屋根までの構造体は、人数をかけてクレーン車を用いて一気に組み上げてゆきます。朝からあいにくの雨が降るなか、東福原の家の棟上は、大工さん6人+クレーン車オペさんの、7人体制でスタートしました。


まずは1階の柱を建て込みます。


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1階柱の上に床梁を架けて2階の床をつくり、その上にまた柱を建てて、

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屋根構造を組み上げてゆきます。


上の写真の右下に見える、屋根の頂上(=棟)部分を支えている梁は棟木(むなぎ)と呼ばれ、この棟木が上がった状態が「棟上(むねあげ)」です。


この頃には雨もあがり、雲のあいだから日も射しはじめました。


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屋根の防水処理までを終えて本日の作業は終了です。夕方、構造が組みあがった(=棟木が上がった)ことを祝って、上棟式がおこなわれました。棟木の下に祭壇を設えて、関係者一同で拍手を打ち、お清めの後、

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餅撒きをおこないました。