渡辺浩二設計室 のブログ

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これでもかと降って積もった雪もようやく姿を消したなあと、ホッとしたところで今度は台風並みの強風が吹いた境港でしたが、見上げると空の色は、春のそれに日毎に近づいているようです。報道によると、来年度の予算も衆議院を通ってまもなく可決となるとのことで、いろいろと言われている住宅政策 (ZEHが環境・経産・国交省の、三省連携による事業になる、とか) についても、予算を得て 「お墨付き」 となった全体像が、まもなくあきらかになるでしょう。


といった感じの、春近しの今日この頃ですが、上の写真は米子市内のフェンス改修工事の様子です。年明け早々に既存部の解体を済ませた後、雪解けを待ってから再開した鉄骨工事はまもなく完了、この後に塗装とスクリーン材割り付けの現場立会が控えます。


現場では、外にいるのが気持ちよくなる気候のなかで、作業を続けてもらっています。




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先日、店内入口のラック (棚) に置かせてもらっている弊社パンフレットの補充に、今井書店さんへお邪魔した際に偶然平積みと 「目が合って」 しまいました(^^; で、その後、帯の 「 『ブラタモリ』 が好きなら絶対に楽しめる!!」 とのお誘いに誘われるがままに手に取ってレジに向かい、その日の晩から読み進めて昨晩読み終えました。 


(相当に) ざっくり言えば、 「江戸時代」 が出来上がってゆく過程を、社会インフラに焦点を当てて描かれた小説で、具体的には、第1話から第5話までの5つのエピソードに、江戸の、


治水
貨幣統一
上水道整備
城郭整備
天守閣建築


それぞれの事業がどのようにおこなわれ、完成していったのか、その試行錯誤と創意工夫と智謀知略が記されているのですが、日本史に明るくなく、東京への土地勘をほぼ持たない私でさえ、読み始めてすぐに本の中に引き込まれた理由は、登場人物がすべて実在の人々であり、それぞれのエピソードの舞台が、


利根川
日銀本店  
神田上水
皇居 


として現存しているという、いわばノンフィクション効果というか説得力、にもあるのでしょうが、そのほか、ついうっかりすると 「ずっと昔からあって、未来永劫その存在を疑わなくともよい」 と、捉えがちにもなる首都東京も実は 「何もない寒村」 からひとつずつ積み上げていった結果、であることの途方もなさ、と、その途方も無さの裏側でしか確かめることのできない、人の意思や良識や工夫や知恵の力を肯定できる手応えへの喜び、あるいは第2話で、のちに慶長小判を造る事となる橋本庄三郎が言った 「この世の誰もがまだ見ぬ風景、それを見たい」 と思い願うこころへの淡い共感など、いろいろとあるようです。


ブラタモリの他、 「プロジェクトX」 が好きだった方にもおススメで、第155回直木賞受賞作です。