家づくりの流れ
「お問い合わせから、建物の完成・引渡しまで」について、
順を追ってご説明します。9つのステップです。 1:お問い合わせ(無料)
・いま検討している敷地には、どのような家が建つのだろう? ・いま住んでいる家は、リノベーションできるのだろうか? ・分離発注(オープンシステム)とは、どのような仕組みなのだろう? ・そもそもどんな風にして、家とはつくられてゆくのか? そのほか諸々の、家づくりに関する疑問を解消しませんか? ・完成した建物や工事中の現場を見てみたい ・分離発注(オープンシステム)について詳しく聞いてみたい、 ・そのほか、具体的な相談に乗ってほしいなど、 お気軽にお問い合わせください。 ---------------------------------------------------------------------------------------
2:建築相談(無料)
家づくりへのお考え、思いをお聞かせください。 ・周辺環境、 ・法的制限、 ・ゾーニング、 ・コストのバランスなどについて、 具体的な事例を交え、プロとしてのアドバイスをいたします。 と、書くとなんだかかっこいいのですが、実際にはお話をうかがいながら、「はい」とか「へええ」とかいいながら、感心していることのほうが多いかもしれません。と、書くとなんだかかっこわるいのですが、実際にお話を伺うと、その内容は実に多種多様です。また、「これは皆さんに共通する課題なのかもしれないな」と感じる話題に出会うこともあります。 同時にこのときに、 ・弊社が実践しているオープンシステム(分離発注)について ・計画全体のスケジュール、 ・業務報酬料を含めた建設コスト
・設計、工事期間のリスク管理、 ・アフターメンテナンス、 等について、お話させていただきます。 また、新築候補の敷地(またはリノベーションをお考えの建物)が決まっていて、希望される方には、ご計画のアウトラインを提案させていただきます。 建築相談は原則、毎週土曜日の14:00~17:00※にお受けしています。 --------------------------------------------------------------------------------------- 3:CM業務委託契約(クライアント様と弊社)
弊社との家づくりのご意向が固まれば、その旨をお知らせください。 契約事項をご確認いただいた上で、
甲:クライアント様(業務委託者) 乙:弊社(業務受託者) とのあいだで、「オープンシステム建築士業務委託契約」を締結して、本格的な家づくりのスタートです。 --------------------------------------------------------------------------------------- 4:基本設計(1~3ヶ月)
①ヒアリング 「ヒアリングシート」をもとに要望事項を更に詳しく伺います。 ②プラン提案 「基本計画案のご提案と修正」を繰り返しながらヒアリングの深度を深めてゆきます。 平面計画にあわせて、wallstat (その計画案の地震に対する強さを「見える化」するソフトウェア)による、基本的な構造の検討もここでおこないます。 ③模型(1/100)による検討 紙のうえ(平面)での検討が固まったら、模型を作成して、外観のボリュームや建物の配置などを確認します。 ④最終案決定 模型(1/50)と概算見積書を作成して、決定案の確認をおこないます。 模型を通して、採光や室の奥行き、外観のボリュームなどをご覧いただきながら、イメージとの違いはないかを確認いただきます。また、模型作成時に気づいた点について、こちらからお伺いすることもあります。
→ブログ「模型について」 ---------------------------------------------------------------------------------------
5:実施設計(1~3ヶ月)
①設計開始 積算、施工のために必要な設計図書一式を作成します。 A3用紙でおよそ30~150枚程度です。
模型で確認した高さ(立体)の要素と、部材間の関係性やスイッチやコンセント位置など、各々の詳細を平面プランに加えて表したもので、使い勝手などをうかがうために設計期間中、数回打ち合わせをお願いすることが多いです。また、必要な場合、先行して地盤調査をおこなうことがあります。また、構造図を描きあげたところで、wallstat (地震に対する強さを「見える化」するソフトウェア)による構造の確認をおこないます。 ②設計図書完成 設計意図、仕様、使い勝手などをあらためてご説明いたします。 チェックの後、必要な箇所は修正をおこない、再チェックののち設計完了です。この図面をもとに、各専門工事業者さんが見積をおこないます。 ---------------------------------------------------------------------------------------
6,7:見積(入札)~専門工事業者選定(1~2ヶ月)
①見積開始 各業種ごとに原則、複数業者が見積に参加します。 ②見積結果の報告~業者選定 見積一覧を御覧いただきながら、仕様と金額についてのご報告をいたします。必要があれば仕様の再検討、再見積をおこなってから、分割請負契約を結ぶ、各専門工事業者さんを選定していただきます(もちろん、弊社からご助言します) 。 ③分割工事請負契約の締結(クライアント様と各専門工事業者さん) 甲:クライアント様(建築主、注文者) 乙:各専門工事業者さん(請負者、20~25業種) 丙:弊社(契約立会人) が一同に会して、オープンシステム工事分割請負契約会を開催します。 会場の予約、セッティング、案内、司会進行などは弊社がおこないます。 ---------------------------------------------------------------------------------------
8:工事監理(3~6ヶ月)
①着工 工事が設計図書どおりにおこなわれているかをチェックする「監理」業務と、現場の品質と工程をチェック、コントロールする「管理」業務との、ふたつの「かんり」のもとで、仮設電気、水道の設置からはじまり引渡し前のクリーニングに至るまで、各専門工事業者さんがそれぞれ専門の腕をふるいます。およそ25の業種、250の材種により、次第に家がカタチを成してゆきます。「ふたつのかんり」に加えて、日本建物検査㈱による工事中の建物のWeb検査とを併せた、トリプルチェックによる品質管理をおこないます。 着工前の地鎮祭や躯体組み上げ後の上棟式などは、ケースバイケースですが、おこなわれることのほうが多いようです(費用はクライアント様にご負担いただいています)。 オープンシステムのおおきな特徴に、「各工事業者さんとクライアント様が個別に直接、分割請負契約を結ぶ」点が挙げられますが、請求・お支払いについても同様に「個別の出来高請求、お支払い」となります。 具体的な流れをご紹介すると、出来高に応じて月ごとにあがってくる各請求書を弊社で集計して内容のチェックと整理をおこない、マトリクスの報告書に纏めます。報告書は、請求月には必ず作成してクライアント様にお渡しします(詳細については、建築相談の際に、「モデルケース資料」を使ってご説明します。また、これまでの各金融機関様とのお取引、具体的なやり取りについてもお話します)。 着工から竣工まで、基本的に監理兼管理者(弊社)が毎日現場へ足を運びます。クライアント様への工事報告としては、現場で撮影したスマホ写真を現場メーリングリストに添付送信し、併せて関係者全員で情報共有しています。 ※ ご都合のつく限り、日々進行している生の現場をごらんください、とお誘いしています。また、現場での、クライアント様と弊社との定例打合せをお願いしてもいます。
工事期間中の写真は、合計でおおよそ900~1500枚くらいになります。 写真はCDにコピーして、竣工時にお渡しいたします。
②竣工 社内の完成検査、関係官庁などの完了検査、クライアント様にお願いする施主検査のそれぞれでチェックをおこない、すべてがクリアになった段階で竣工、お引渡しです。竣工時には各種設備の使用説明や試運転をし、工事監理書類、保証書等をお渡しします。 --------------------------------------------------------------------------------------- 9:竣工
これから長いおつきあいが始まります。 |